そこにいる人は、いるのか
そこにいる人は、いるのか。
結論から言うと、いる。
ただ、ほとんどの人は見たことがない。
というより、
見ようとしても見えない。
なぜ、いないように見えるのか
多くの人が探しているのは、
目立つ人
影響力のある人
何かを成し遂げた人
そういう存在だと思う。
でも、そこにいる人は、
だいたい前に出てこない。
説明しないし、
売らないし、
自分の話をしない。
だから、
最初から視界に入らない。
そこにいる人の感じ
その位置にいる人は、
正解を言わない。
強く主張しない。
反応を追わない。
世界を
変えようとはしていなくて、
ただ、見ている。
判断はしているけど、
誰かを説得することはしない。
分かりやすく言うなら
テレビで言えば、
画面に映る人ではない。
話題になる人でもない。
でも、
誰が出るか
何が残るか
それが静かに決まっていく場所には、
必ず誰かがいる。
ネットにも、
同じような場所がある。
ただ、
そこに立ったことがある人が少ない。
今、なぜ見えるようになったのか
AIが当たり前になって、
書くこと
作ること
発信すること
これは、特別じゃなくなった。
だから今は、
何を言うかよりも、
どこから言っているかのほうが、
自然と滲み出る。
その位置の特徴
そこにいる人は、
前に出ない。
人を動かそうとしない。
構造だけを残す。
書かれたものは、
武器じゃない。
記録で、
観測の痕跡みたいなもの。
定点として
そこにいる人は、いる。
名乗らないし、
教えないし、
増やそうともしない。
それでも、
なぜか消えない。